USヘンプ・オーソリティとは?CBD製品に認証マークがつく意味を徹底解説

CBD製品のラベルには、USヘンプ・オーソリティマークがついている場合があります。

結論から言うと、このマークは米国の機関「USヘンプ・オーソリティ」が実施する検査に合格し、認証を取得したことを消費者に伝えるもので、CBD製品の「安全性の高さ」を証明するものです。とはいえ具体的にどういった点で安全なのかは、よくわからないですよね。

この記事では、USヘンプオーソリティとはどんな機関なのかや、その認証を受けたCBD製品はなぜ安全と言えるのかについて解説します

目次

USヘンプオーソリティはヘンプ業界の自主規制組織

USヘンプ・オーソリティは、ヘンプ業界の自主規制組織です。

自主規制を必要とする背景には、粗悪なヘンプ製品が出まわることにより、ヘンプ業界全体に悪影響を及ぼすような法規制が入る事態を未然に防ぐことがあります。

2017年にケンタッキー州産業連合(KHIC)が中心となり、全米のヘンプ企業・団体とともに「US Hemp ラウンドテーブル」を結成。ヘンプ栽培や製造に関わるガイドライン(バージョン1.0)を策定しました。

その後「US Hemp ラウンドテーブル」はヘンプに関わる認証プログラムを作成するために資金を集め、最終的に理事会を備えた自主組織「USヘンプオーソリティ」を設立しました。

USヘンプオーソリティ認証とは

画像引用元:US HEMP AUTHORITY CERTIFIED

前述の通りUSヘンプオーソリティ認証は、余計な法規制からヘンプ業界を守るために設立された、自主規制の仕組みです。

認証を受けようとする企業はUSヘンプオーソリティによる第三者監査にかけられます。認証の可否は、ガイドラインに準拠しているかどうかで決まるわけです。

ガイドラインの内容はヘンプの栽培者、加工製造者、ブランドオーナーの3つのカテゴリーに区分され、それぞれ認証基準が定められています。

USヘンプオーソリティによってガイドラインの更新が定期的に行われており、2023年10月現在運用されているのは最新版「バージョン4.0」です。

「USヘンプオーソリティ|ガイドライン4.0 PDF版」

このガイドラインに準じた第三者監査に合格した企業は、USヘンプオーソリティ認証マークを製品に標榜できる仕組みになっています。

USヘンプオーソリティマークが意味すること

USヘンプオーソリティの厳しい基準に合格し、認証マークを取得したCBD製品は、どのような性質を持つのかについて主な項目を紹介します。

認証マークを取得したヘンプ製品の特徴
  • 汚染物質、合成カンナビノイドが含まれていない製品
  • 米国連邦政府のTHC規制値(0.03%)を下回っている製品
  • 「ブロードスペクトラム」または「フルスペクトラム」という表現が検証されている製品
  • ラベルと中身のカンナビノイド含有量が一致している製品
  • ロット番号やバッチ番号で、元のヘンプの原料まで遡れる製品

ここではそれぞれのトピックについて、もう少し深掘りして解説します。お読みいただけると、USヘンプオーソリティの認証を受けた製品を選ぶメリットについて理解できます。

汚染物質や合成カンナビノイドが含まれていない製品

CBD製品はさまざまな理由から、人体に有害な成分が含まれるリスクにさらされています。

例えば原料となるヘンプは、農地に含まれる有害物質を吸い上げ土壌をきれいにする性質があります。裏を返せば、農薬を吸収したヘンプが原料に使われている危険性があるわけです。

ヘンプ製品の製造過程にもリスクは潜んでいます。

ヘンプからカンナビノイドを抽出する手段として、ブタンやヘキサンなど人体にとって有害な薬品を使用する方法があります。抽出にかかるコストは安価なものの、薬品が製品に残留するリスクがあります。

またヘンプ製品には、合成カンナビノイドが使用されているケースがあります。

合成カンナビノイドとは精神作用を持つ化合物を指します。カンナビノイドと化学的な構造が類似しているため、合成”カンナビノイド”と表現されるのです。

合成カンナビノイドは安全性が保証されていません。人体に取り入れる場合の効果は予測不可能であり、場合によっては生死に関わる可能性もあります。そのため、絶対に摂取すべきではありません。

しかしCBD製品をはじめとしたヘンプ製品には、低コストかつTHCに似た精神作用が得られる性質を持つ合成カンナビノイドが使われているケースが多々あるのが実情です。

一方でUSヘンプオーソリティの認証を受けた製品であれば、有害物質や合成カンナビノイドなど有害成分が含まれている心配がありません。

米国連邦政府のTHC規制値(0.03%)を下回っている製品

ヘンプオーソリティ認証を受けているCBD製品については、THCの含有量が米国連邦政府の定める規制値0.03%を下回っている点が証明されます。とはいえTHC規制値については、あくまで米国の基準である点に注意しておかなければなりません。

例えばヨーロッパではTHCの規制値は0.02%に設定されています。また日本では、THCが検出できない状態でなければ違法です。

日本に輸入されるヘンプ製品については、税関で厳しく内容量のチェックを受けたうえで流通しています。そのためTHC混入のリスクにさらされる可能性は少ないでしょう。とはいえUSヘンプオーソリティマークがTHCフリーの証明にならない点も、押さえておく必要があります。

「ブロードスペクトラム」または「フルスペクトラム」という表現が検証されている製品

フルスペクトラム・ブロードスペクトラムの本来の定義は以下のとおりです。

フルスペクトラム:原料となるヘンプから抽出したTHCを含む全ての成分を含む製品
ブロードスペクトラム:フルスペクトラムからTHCのみを取り除いた製品

しかし、実際にはこの定義から外れる製品がフルスペクトラムやブロードスペクトラムとして流通するケースが多々あります。

例えばブロードスペクトラムをうたっていても、実際にはいくつかの単体カンナビノイドを混ぜただけの場合があります。この場合、ブロードスペクトラムほど、カンナビノイド同士の相乗効果(アントラージュ効果)を期待できない可能性があるわけです。

また抽出したカンナビノイドの中からTHCを除去した製品が、フルスペクトラムとして販売されているケースもあります。この製品はブロードスペクトラムであり、THCも含まれたまま抽出されるのが、フルスペクトラム本来の定義のはずです。

誤った定義のフルスペクトラムが流通することにより、「フルスペクトラムはTHCが除去されているもの」と、消費者に誤った認識を植え付ける恐れがあります。結果として、海外で流通するTHC入りのヘンプ製品を誤って個人輸入してしまい逮捕されてしまうような事故が発生しかねません。

しかし、日本ではヘンプ製品の販売方法を規制する法律がないため、誤った定義でフルスペクトラムやブロードスペクトラムが販売されるケースが多々あるのです。一方、USヘンプオーソリティマークのついたヘンプ製品ならば、それぞれの定義に則った製品であることが証明されます。

ラベルと中身のカンナビノイド含有量が一致している製品

USヘンプオーソリティーマークの認証の基準として、ラベルと中身のカンナビノイド含有量が一致していることが挙げられます。

そのため、ラベルに表記された内容のカンナビノイドが含まれていることが保証されるわけです。当然の話と思われるかもしれません。ですが、こうした基準が設けられている点は、裏を返すとラベルの表記と内容量が一致しない製品も、流通している現状を物語っています。

先述したように、ヘンプオーソリティマークがTHCフリーの証明にはなりません。あくまで米国のTHC規制値0.03%を下回っているのみです。ただし、ラベルと中身のカンナビノイド含有量が一致している点は証明されていますので、ラベルにTHCの記載がなければ、実質「THCフリー」であることも証明されるのです。

ロット番号やバッチ番号で、原料となるヘンプの情報を追跡できる製品

USヘンプオーソリティーマークの認証を受けた製品は、ロット番号で使用されているヘンプに関する情報をさかのぼれます。

前述の通り、ヘンプは土壌をきれいにする過程で、土に含まれる有害物質を吸収する性質を持ちます。そのため、ヘンプ製品選びではどんな農地で栽培されたヘンプを原料にしているかが、非常に重要となります。

とりわけオーガニックの畑で作られたヘンプを原料にした製品であれば、安心して体内に取り入れられます。

よって、ロット番号やバッチ番号をもとに「誰が、どこで、どのように作ったヘンプなのか」をしっかり追跡できる点は、安全の証となるのです。

USヘンプオーソリティ認証を受けている企業

USヘンプオーソリティ認証を受けている企業を、2021年12月と2023年10月の時点で比較してまとめています。

2021年12月2023年7月
CBD American Shaman
Balanced Health Botanicals
Barleans
Bespoke Extracts
Bluebird Botanicals
CBDmd
Charlotte’s Web
CV Sciences
Dr. Whitt’s
Dynamic Blending
Elixinol
EVG Extracts
Evolution CBD
FSOil
Global Widget
Good Hemp Wellness
HempFusion
Hemptown USA, KY
HempWorx
Highland Laboratories
Kannaway, HempMeds, Dixie Botanicals
Medterra
Natural Native
Nutrition Formulators
PakLab
Pet Releaf
Puffin Hemp
Pulpo
Pure Vision Technology
Queen City Hemp
RAD Extracts
Restorative Botanicals
Ridgway Hemp
R+R Medicinals
Synchronicity
West Coast Extraction
Winged Wellness
Zilis
Ag Marvels
CBD American Shaman
Balanced Health
Botanicals
Barleans
Bluebird Botanicals
Blue-Emu
Charlotte’s Web
Dynamic Blending
Elixinol
EVG Extracts
FSOil
Garmon Corp
HempWorx
Highland Laboratories
Kannaway
Medterra
Puffin Hemp
RAD Extracts
Rocky Mountain Extraction Services
West Coast Extraction
Zilis
(太字で示した企業は、2021年12月と2023年11月時点でいずれも認定を受けている企業)

データ引用元:US HEMP AUTHORITY CERTIFIED

このようにリストに入っている企業数が過去と比較して絞られていることから、認証の基準の厳しいものであることを推測できます。

まとめ

この記事ではUSヘンプオーソリティについて解説しました。

USヘンプオーソリティとは、ヘンプの栽培や製造に関わるガイドラインを策定した、米国ヘンプ業界の自主規制組織です。このガイドラインに準じた、USヘンプオーソリティによる第三者監査に合格した企業は、認証マークを製品ラベルに表示できる仕組みになっています。

USヘンプオーソリティ認証を受けた場合、有害物質が混入されていないことや、ラベルと内容量が一致していることなど「安全性の高さ」が証明されます。ただしUSヘンプオーソリティ認証の取得についてはハードルが高いうえに、取得後は毎年監査に合格する必要があります。そのため取得企業数が絞られてきている傾向にあるのです。

だからこそ、USヘンプオーソリティの有無でCBD製品を選ぶことで極めて安全な製品を手にできるわけです。ぜひCBD製品を比較する際の目印にしてみてくださいね。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

CBDブランド「Kannaway(キャナウェイ)」についての情報を発信しています。

コメント

コメント一覧 (1件)

CBDブランド「Kannaway(キャナウェイ)」が選ばれる7つの理由を徹底解説 - healing.CBD へ返信する コメントをキャンセル

目次